こんにちは。千晴です。
今回は「最後の授業 ぼくの命があるうちに」という本の紹介をさせていただきます。
ランディ・パウシュ ジェフリー・ザスローというアメリカ人が書いた「LAST LECTURE」という本を日本語訳したものが「最後の授業」です。
余命半年と宣告されたランディさんご自身が書いたこの本は、世界中で読まれています。
この本で「生きること」「挑戦すること」「あきらめないこと」
たくさんのことを学ぶことができました。
私は、英会話の先生におすすめされて、この本を知り、すぐに本屋さんに探しにいきましたが、どこの本屋さんにも置いていなかったので、ネットで買いました。
こんなに素敵な本なのに、本屋さんに置いていないのはとても寂しいですし、この本に出会っていない日本人がたくさんいるのではないかと思いました。
どうか1人でも多くの日本人に出会ってほしい本です。
「最後の授業」
ランディ・パウシュさんが余命宣告をされたところから物語が始まります。
46歳、奥さんと3人の子供を持つお父さんであり
バーチャルリアリティの第一人者で、コンピューターサイエンス界の世界的権威とも称される人物。
このお話は、余命宣告をされたランディ・パウシュさんが、死ぬ前にカーネギーメロン大学で「最後の授業」を行うまでのお話です。
この「最後の授業」はyoutubeで実際の映像を見ることができます。
びっくりするのは、この本の中でもyoutubeの映像でもランディ・パウシュさんはとてもユーモアがあって、病気だから悲しい辛いみたいな雰囲気は全くないのです。
いつも前向きで、子供たちと奥さんの幸せをただひたすらに願っていて、生きているうちに彼自身が家族にできることを精一杯やっているのがとても伝わります。
ランディ・パウシュさんが子供の頃の夢をどうやって実現してきたかを
第2章で書いてあるのですが、
その冒頭に、こんな言葉があります。
夢をかなえる道のりに
障害が立ちはだかったとき、
僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。
レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
僕の行く手を阻むためにあるのではない。
その壁の向こうにある「何か」を
どれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているのだ。
(「最後の授業 ぼくの命があるうちに」第2章42ページ)
夢を叶えることは、あきらめないこと。自分が本気であれば、目の前に超えられない壁があっても、それは関係ないんだなと思いました。
そしてもう一つ、
子供は何よりも、自分が親に愛されていることを知っていなくてはならない。
そして、たとえ親が生きていなくても、子供はそれを知ることができる。
(第2章50ページ)
この言葉に、ランディ・パウシュさんの人柄がすごい表れているなあと思います。
その他にも、「最後の授業」の中で、たくさんの生きる上でのヒントが散りばめられています。
まとめ
たまたま「LAST LECTURE」の本がオススメだよという英語の先生の一言で、読んでみようと思ったのがきっかけでした。
私は、読むまでこの本についてもこの教授も全く知りませんでした。
読んでみて、ランディ・パウシュさんがコンピューターサイエンスの業界ではかなりの有名人で、子供の頃に思い描いてきた夢を実現させてきた人物なんだなと分かりました。
今、私はあることを目標に動いていますが、今の仕事やビザの関係や家族のことを考えると、本当にそれを実現できるのか分かりません。
でもレンガの壁は、どれほど自分が本気なのかを試すものなんだと思うようになりました。
今、目の前の現状を変えられなくて不安な人たちに読んでほしい、
きっと背中を押してくれる作品です。
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