こんにちは。千晴です。
今回は実際にタイのチェンマイ病院で行われている医療カッサについてお話したいと思います。
私がカッサを目にしたのは、チェンマイについて3日目くらいでした。
たまたま日本人がたくさん集う宿に学校終わりに寄っていたところ、マッサージ学校の先生がカッサを今からやるとのことで見学させてもらいました。
体がカッサをすることによってみるみる赤くなっていくのをなんとなく動画で見たことがあった私は、あ!これだ!!と思って、受けてみたいなと思ったのがきっかけで、最終的にはチェンマイ病院のSawat先生に実際に教えてもらってきました!!
医療カッサのすごいところを皆さんに知ってもらえたらと思います。
タイで行われている医療カッサとは?
カッサは、天然石や陶器でできたプレートを使って身体を擦っていく施術となります。
「刮痧」と書くように刮はこする、痧はドロドロになった血液のことを指します。
つまりカッサは、血液を綺麗にする、老廃物や毒素を排出する施術となります。
タイの医療カッサではバッファローのツノでできたカッサを使います。
「天然の動物から作られているものが良いんだよ」と言っていました。
またバッファローのツノのカッサはより深いところまでアプローチできるみたいです。
私が教わったSawat先生は、実際にチェンマイ病院でカッサとトークセン(小槌のようなもので身体を叩くような施術)を使って患者さんに施術をしています。
その他にも、タイのクリニックでカッサをやってもらえるというから驚きです。
日本だと、病院行ったら症状を話してお薬や湿布をもらうのが普通だと思います。
タイではカッサをしてもらえるなんて全然違う習慣だなとびっくりしました!!
あるタイのクリニックではがん治療のために通っている方がいるらしく、なんとその方は3回のカッサ治療で腸、腎臓、肺に移転していた癌が60%死滅したらしいです!!!
カッサの歴史
カッサは、約2500年前から中国の民間医療として行われた「刮痧療法」が始まりと言われています。
動物のツノや石、お皿、スプーン、コインなどを使って皮膚を擦り痛みを和らげていたことから、現在まで受け継がれています。
主に中国、台湾、韓国、東南アジアなどでは、カッサはよく行われているそうです。
台湾では、リラクゼーションなどのサロンやクリニックでも行われており、熱中症などの症状になると「ちょっとカッサしてくる!!」みたいな感じで、カッサを受ける人がたくさんいるらしいです。
背中全体が内臓の反射区になっているのですが、カッサのプレートを使ってツボを効率力刺激できるのもカッサの魅力のひとつだと思います。
血液に溜まっている汚れ、老廃物、毒素などをカッサをすることによって表面に押し出し、血流を良くしていきます。
血流が良くなると免疫力が上がり自然治癒力もアップします。
自分で自分の体を回復させる力が高まると病気になりづらくなります。
と言ってもカッサ身体全体真っ赤になりますから、見た目のインパクトがかなりすごいです!!!
血流が悪かったり、老廃物が溜まっているところが赤くなっていくのですが、色が濃かったり、薄かったりと様々です。
色が濃いほどそこが滞っているということになります。
自分の身体の状態を知ることができるのもカッサの魅力のひとつです。
カッサ修行
私がカッサに出会ったのは、Ken and Herb Spaという私が滞在したゲストハウスです。
こちらのゲストハウス、けんさん(日本人)とサーさん(タイ人)が営む宿なのですが、けんさんがマッサージ学校やゲストハウスのアテンドをしてくれたり、困った時は助けてくれるスーパーマンです!!笑
タイのチェンマイに行った時は、ぜひ頼ってみてください!!
けんさんにSawat先生に連絡してもらい、5日間のカッサ修行が決まりました。
場所はなんとKen and Herb Spaです!!
先生が毎日来てくれて、ひたすらカッサしました。
毎日、Sawat先生の娘のホン先生来てくれたり、奥さん来てくれたり、息子さん来てくれたり、もちろんSawat先生も来てくれました。
家族みんなで毎日教えてくれて、とても楽しく勉強させてもらいました。
最初に、カッサの説明をしてもらった後は、ひたすらカッサしてたと思います!!
マッサージもそうですが実践あるのみ!!!ですよね。
まとめ
タイのチェンマイで医療カッサを習ったことについてお話しさせていただきました。
私自身、セラピストを4年続けてきて、タイのチェンマイほどマッサージの聖地だと感じる場所はないなと思っています。
また、日本だと病院に行ったら薬をもらうのが普通だと思うのですが、タイではカッサやトークセンを受けることができるなんて素敵だなと思いました。
日本でもっと広まったら良いのになと思います。
タイの人々は穏やかでゆったりしている感じがしていてとても好きな国です。
もしタイのチェンマイにマッサージを習いに行こうとしている人がいるなら、ぜひカッサも習ってみてほしいです。
それでは今日はここまで、さようなら。
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